NAO鍼灸院の目標
身体が本来持っている自然治癒力を活かして健康を維持したり病気を治すことを目的とする、
自然療法(Nature care)で全身の症状改善、自律神経の調整を行い、
体内から老化防止(Anti-aging)を施し、
患者さまの元気・活力(Oomph)をサポートすることです。
自然治癒力とは
人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている〝自ら病気やけがを治す力〟のことです。
つまり、ケガや病気を治す手術を施したり、人工的な薬物を投与したりしなくても治る機能のことです。
この自然治癒力は、自分の意識とは関係なくたえず作動し、常に待機しており、何らかの損傷が発生すると自動的に自己修復プロセスを活性化する力です。
東洋医学では、以下も自然治癒力としているといわれています。
⑴人間が生まれながらに持っている病に打ち勝つ力
⑵生得的に備わっている病気や環境に対抗する力
⑶脳や免疫系、また心の作用による免疫システム
東洋医学では、体調を整えることに主眼を置いており、生命力を高めることによって治癒力を動かしているとも言えます。
自然療法(Nature care)とは
自然療法(Nature care)とは、自然治癒力を活かして健康を維持したり,病気を治そうとする医学のことです。
鍼灸や気功などをも含む中国医学、アーユルヴェーダに代表されるインド医学、それにヒポクラテス医学のようなギリシャ医学、あるいはその後我が国で独自の発展を遂げた漢方医学などの治療法が、自然治癒力を尊ぶ伝統医学に共通する考え方に基づいていると言われています。
鍼灸とは、鍼や灸を用いて経穴・経絡・気血の3つを調整し、慢性疾患を根本から改善する治療法です。特定の経穴(つぼ)・経絡に刺激を与えて体内の気(生命エネルギー)や血(血液)のめぐりを整え、機能を正常に回復させ、身体の歪みを治す安全な治療法です。
老化防止(Anti-aging)について
老化や病気の原因の一つは「酸化(『悪玉』活性酸素)」です!
「悪玉」活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
ここで必要となるのが抗酸化物質です。活性酸素そのものを取り除き、酸化の働きを抑える物質のことです。
人間の体にはもともと、尿酸、アスコルビン酸、メラトニンといった抗酸化物質が存在します。つまり、抗酸化作用は私たちの体には、すでに備わっているということです。
しかし、抗酸化作用は20代をピークとして、加齢とともに低下していってしまうのです。
鍼灸がもたらす抗酸化作用
⑴鍼治療
中国、日本や諸国において細胞老化に対抗して、鍼灸はどんな役割を果たしているかに関する研究は数々ありました。その結果、鍼治療がヒドロキシラジカルなどの活性酸素の産生を抑制する効果があることがわかってきました。
数多くの研究報告から、鍼刺激により抗酸化酵素の活性を高め、活性酸素の生成を抑制し、細胞膜の脂質過酸化を予防できるということがわかっています。
⑵灸治療
お灸の効果にはさまざまなものがあります。
免疫機能を高めたり、抗酸化作用を高めたりと言う化学的な作用の他に、東洋医学的な理論に基づく、ツボの作用が考えられます。
もぐさには多くのポリフェノールが含まれています。
お灸はもぐさからできていますが、その有効成分はチネオール、ツヨンといった精油成分といくつかのタール成分とに分けることができます。
タール成分のうちメタノール分画中には皮膚脂肪質過酸化抑制作用(発ガンを抑制したり治療を早める作用)を認め、プロパノール分画中のカフェタンニンが示す抗酸化作用の有効性が認められています。
不妊症や不育症や男性の精子の運動率低下の原因の一つには、抗酸化作用の低下が示唆されています。
実は鍼灸による、不妊症や不育症、男性不妊や、アレルギー疾患への応用は、昔から行われておりました。
古くは日本の医学書では、平安時代に記述があり、お灸は長きに亘って施されてきた信頼のおける、治療方法の一つです。
風邪の予防や、体力の増進、けがの回復を早めたり、喘息を初めとするさまざまなアレルギー疾患への治療、逆子など、適応範囲が広いのが特徴です。
また鍼と共に行うことによる、相乗効果が望めます。
水素吸引療法がもたらす抗酸化作用
水素の作用とは?
H2(水素) + 2・OH (悪玉活性酸素)= 2H2O(水)
一般的にビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどの酵素を多く含む「抗酸化食品」を摂る事で、活性酸素を減らせる事は有名ですが、それらの食品は全ての活性酸素と反応するので、体に必要な善玉活性酸素まで減少させてしまうのです。 更にそれらの食品は抗酸化物質だけではありませんので、消化吸収した後に老廃物も発生して老廃物がまた酸化してしまいます。
水素が他の抗酸化物質と最も違う点は、善玉活性酸素には反応せずに悪玉活性酸素とのみ反応して無害な水に変わる事です。更に他の抗酸化物質は、分子が大きいので脳の中に入ることができませんが、 水素は最も小さい原子なので、脳のフィルターまでも通過して脳の中にまで入っていけます。水素は水にも油にも溶けるので、脂質の細胞膜を通り抜け、細胞内にも入れます。悪玉活性酸素と反応しても無害な水に変わるだけなので取りすぎても体に害はありません。
元気・活力(Oomph)について
疲労は、こころやからだが限界を知らせる危険信号
疲労とは、肉体的にも精神的にも自分の限界を超えた仕事やできごとに直面したとき、回復のための休息を必要としている状態です。一時的にからだやこころのパフォーマンスが落ちてきたら疲れているといえるでしょう。痛みや熱と同じで、人間が体を健康に保つために必要な危険信号です。
疲労しているのに疲労感を感じないときもあります。体の疲労は脳に伝達されて感じますが、達成感のある仕事をしているとき、夢中でスポーツに打ち込んでいるときなど、疲労感を感じにくくなってしまい、気づかないうちに限界を超えてしまうことも。疲れすぎていないか、ときどき自分の体に聞いてみるとよいでしょう。
鍼灸がもたらす効果
東洋医学では、この「気」と同時に“血”という血液の流れ、“水”という水分の代謝が、健康の基本と考えられています。3つがスムーズに流れないと病気になるとされて、「気」の通り道を“経絡”とみなし、窓といわれる“ツボ(経穴)”に、鍼または灸をもちいて〝自然治癒力〟を高めることで「気」を調節し体調を整え、元気・活力をよみがえらせます。
水素吸引療法がもたらす効果
水素は、疲労の原因となる悪玉活性酸素を除去して超回復を促す力が備わっていることが証明されました。
運動前にももちろん効果はありますが、運動後に水素を吸引することで副交感神経が優位に働き、リラックス効果で細胞の修復が早まると言われています。悪玉活性酸素が発生しやすいのも運動後なので、アフターケアとして吸引するのもおすすめです。
筑波大学の臨床試験では、水素吸引後に「視野・聴力・皮膚感覚・指運動・膝運動・左右認知・短期記憶・握力」の8項目の機能の向上が見られることが分かりました。
脳機能のパフォーマンス改善によって、五感を目一杯使った状況下での「判断力」を活かせることが期待されます。疲労回復効果や運動能力の向上が認められる水素はアスリートにとって体調管理をサポートしてくれる優秀な分子です。
また、アスリートではなくとも、普段から仕事や運動で体を使われる方にもおすすめです。
〝悪玉活性酸素〟がもたらす疾患について、多くの施設において脳梗塞や関節リウマチ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、抗ガン剤に対する副作用軽減効果などに対する臨床試験が開始され、有効性が報告されております。
また、糖尿病や脂質異常症の方の動脈硬化進展予防や、肩凝りやそれに伴う頭痛、腰痛などの筋肉痛、関節痛、感冒後の気管支炎、咳喘息などにも有効です。また、サッカー選手に水素を投与すると、運動による乳酸の産生が抑えられ、パフォーマンスが向上したことが報告されています。普段運動をしていない方で、運動を予定されている方にも、筋肉痛の予防効果が期待できます。
また〝悪玉活性酸素〟は疾患に限らず、日常生活における運動や仕事、ストレスなどにより産生され、肉体に傷害を与えます。ストレスが多く、疲労回復が遅い方や、アンチ・エイジング対策、受験勉強の学生にも集中力を高める効果が期待できます。