もくじ
①顔面神経麻痺
②めまいやふらつき
③耳鳴り
④突発性難聴・メニエール病(メニエール氏病)
⑤顎関節症
⑥眼精疲労
⑦脱毛症
②めまいやふらつき
③耳鳴り
④突発性難聴・メニエール病(メニエール氏病)
⑤顎関節症
⑥眼精疲労
⑦脱毛症
自覚的耳鳴り | 本人にしか分からない耳鳴りで、「ブーン」、「ジー」、「キーン」などの音があり、周囲が静かになる夜間に強くなることが多い。 |
他覚耳鳴り | 他人にも聞こえる耳鳴りで、「ザーザー」、「パカパカ」など血管の雑音が出ていることが多い。 |
外耳・中耳の病気 | 耳垢、外耳の異物(虫など)、中耳炎など。 |
内耳の病気 | 老人性難聴、騒音性難聴、突発性難聴、メニエール病など。 (耳鳴りのきっかけは内耳の障害が圧倒的に多いといわれます。) |
中枢(脳)の病気 | 聴神経腫瘍、脳血管障害、脳腫瘍など。 |
全身の病気 | 高血圧、糖尿病、顎関節症など。 |
その他 | ストレス、過労、不眠、二日酔いなど。 |
難聴の種類 | 原因 | 代表的疾患 |
伝音性難聴 | 外耳~中耳に異常 | 中耳炎、耳垢づまり、鼓膜損傷など |
感音性難聴 | 内耳~脳までの聴覚路に異常 | 突発性難聴、メニエール病、老人性難聴、先天性難聴、騒音性難聴、薬剤性難聴 |
▢食べ物を噛んだり、長い間しゃべったりすると、あごがだるく疲れる ▢ あごを動かすと痛みがあり、口を開閉すると、とくに痛みを感じる ▢耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる ▢ 大きなあくびや、りんごの丸かじりができない ▢ときどき、あごがひっかかったようになり、動かなくなることがある ▢人さし指、中指、くすり指の三本を縦にそろえて、口に入れることができない ▢ 口を開閉したとき、耳の前の辺りで音がする ▢最近、あごや頸部、頭などを打ったことがある ▢ 最近、かみ合わせが変わったと感じる ▢頭痛や肩こりがよくする |
▢ 「歯ぎしりをしている」といわれたことがある ▢起床時、日中、気がつくと歯をくいしばっていることがある ▢ 食事のときは、いつも左右のどちらか決まった側でかむ ▢物事に対して神経質な面がある ▢ 職場や家庭で、ストレスを感じることが多い ▢夜、寝付きが悪い、ぐっすり眠れない、途中で目が覚める |
眼疲労 | 一時的な目の疲れのことを言い、睡眠をとるなどの休息によって自然と解消される。 |
眼精疲労 | 眼痛・視力低下・肩こり・頭痛のような全身症状が出て、継続的に繰り返される。 目や全身の症状は休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態になっている。 |
原因 | 一般(典型)的な特徴 |
男性型脱毛症 (アンドロゲン性脱毛症) |
・どの年代でも発症する ・前頭部からM字型にあるいは頭頂部から円形に脱毛が進行する(図1) ・家族歴 ・タンパク同化ステロイドの使用歴がある方 |
女性型脱毛症 (アンドロゲン性脱毛症) |
・家族歴 ・閉経時 ・前頭部の毛髪は比較的維持されるが、前頭部から頭頂部の間が薄くなりやすい(図2) ・男性的な特徴(男性化)がみられる女性 ・タンパク同化ステロイド(ジヒドロテストステロンなど)の使用歴がある方 ・男性ホルモンを分泌する腫瘍がある女性 |
薬剤と有害物質 | 特定の化学療法薬、抗凝固薬、レチノイド、経口避妊薬、ベータ遮断薬、リチウム、抗甲状腺薬、抗てんかん薬、高用量のビタミンAなどの薬剤、あるいはタリウムやヒ素などの金属に対する曝露 |
脱毛の原因になるストレス (精神的または身体的) | ・最近の体重減少、手術、発熱を伴う重度の病気、出産などのストレスで起こる脱毛 ・一般的にはストレスが生じてから数ヶ月後に毛髪が抜ける |
甲状腺の病気 | 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症 |
栄養不良 | ビタミンA過剰症、鉄欠乏症、亜鉛欠乏症 |
円形脱毛症 | ・どの年代にも起こり得る ・毛髪を作るおおもとになる毛包のうち「毛根」と呼ばれる部分が炎症により破壊される事により生じる ・原因は自己免疫反応、つまり免疫(リンパ球)による防御機構が誤って攻撃するため 《症状》 ・斑状の脱毛(脱毛斑の縁周囲に短く折れた毛を伴う) ・頭皮中央部の脱毛(頭皮の周辺部の毛髪は残る) ・蛇行性脱毛症(頭皮の横側と後ろ側の生え際から脱毛する場合) ・全頭脱毛症(頭全体の脱毛) ・汎発性脱毛症(全身と頭皮全体の脱毛) |
全身性エリテマトーデス | 頭皮に発疹が生じ、赤くなって盛り上がり、鱗屑(うろこ状のくず)を伴う、部分的な皮膚の瘢痕化、かゆみ |
頭部白癬(しらくも) | 脱毛部位に小さな黒い点(頭皮表面で折れた毛による)や頭皮表面のすぐ上で折れた毛が見られる、皮膚に円形の鱗屑(うろこ状のくず)を伴う部位が生じ、赤くなったり炎症を起こしたりする場合がある |
熱傷、外傷、放射線 | 熱傷、放射線療法、外傷の既往 |
牽引性脱毛症 | 三つ編み、ヘアカーラー、ポニーテール状態をあまりに長時間続けているか、強く引っ張り続けている |
抜毛症 | 強迫的な抜毛、非対称に生じる不規則な脱毛パターン、女性が男性より4倍多い |
病症 | 病態・症状 |
血熱による脱毛 | ・『精神的刺激により心火が盛んになり、血熱により内風が生じると脱毛が起こる』 ・部分的に脱毛することが多い ・口が乾く、便秘、尿が黄色い、舌は紅く、舌苔は黄色い |
瘀血による脱毛 | ・『精神的刺激により気滞血瘀が生じたり、または他の原因により血が停滞して血行が悪くなり、毛髪がうまく栄養されなくなると脱毛が起こる』 ・部分的または全体に脱毛し、持続的に経過する場合が多い ・口は渇くが飲みたくない、顔色がどす黒い、頭痛を伴うこともある、舌は赤黒いまたは瘀斑(黒いしみ)がある |
気血両虚による脱毛 | ・『慢性疾患や産後などにより気血が虚し、毛髪がうまく栄養されなくなると脱毛が起こる』 ・年齢に関係なく慢性病や産後に発病し、一般的には掻痒感はない ・息切れ、心悸、顔につやがない、舌は血色がなく(淡)、脈が細く弱い |
肝腎陰虚による脱毛 | ・『肝腎陰虚で陰血が不足し、毛髪がうまく栄養されなくなると脱毛が起こる.また陰血が不足していると燥が生じやすく、これが血燥となることにより脱毛が起こることもある』 ・成人に多く、毛髪は細く柔らかくて油状の光沢があり、頭頂部や前額角に起こりやすく、頭皮の油脂が多い、持続的に脱毛している ・耳鳴り、めまい、腰や下肢の重だるさ、不眠、無力感、頭の痒みなどを伴いやすい、舌が紅い、舌苔は少ない、脈は細くて速い |
~梅花鍼とは~ 昔から脱毛症に用いられている伝統的な治療法です。 ハンマーの形をしています。ハンマーの尖端には小さな鍼がたくさんついている面と、大きめの鍼が1本ついている面があります。発毛を促すには、鍼がたくさんついている方を頭に打ちつけます。 叩くことにより、局所の皮膚やリンパを刺激して、皮膚や筋肉の緊張を緩めることで頭皮の血行を促進し、髪の毛の栄養状態を改善します。血流の改善や新陳代謝を促進させる事により、ご自身が持っている自然治癒力を高める効果があります。 |
【注意事項】
・皮膚にかさぶた、かゆみがあるようでしたら1日休んでください。
・感染予防のために、梅花鍼は頭が清潔なときに使いましょう。叩いたあとは、市販の消毒液等で患部と梅花鍼を消毒しておきましょう(2回目以降ご来院時にご持参いただきますと、当院で滅菌処理いたします)。
・叩いた後1~2時間はシャンプーを控えましょう。
②洗髪(シャンプー)について
脱毛症になると、どうしても毛髪を失うことに対する心配から洗髪がおろそかになりがちです。よい頭皮の状態を保つことは脱毛症の治療において大変重要です。
毎日か1日おきくらいには、頭皮も含めてよくシャンプーして良好な頭皮を保つように心がけてください。
③規則正しい生活を
俗に『強い精神的なストレスなどが加わるとリンパ球などの免疫反応が変調し、毛包に炎症が起こって毛が抜けるのではないか』と言われていますが、実ははっきりとした原因はわかっていません。
しかし、脱毛は全身の状態と関連を持ちますので、疲れをためないよう、できるだけ規則正しい生活を心がけると良いでしょう。
また、血行不良の原因となる睡眠不足、喫煙、アルコール過剰摂取、糖質過多にも注意しましょう。
④髪や肌に良い食事を心がける
髪や肌にいい食べ物には、大きく分けると次の7種類があります。
1,タンパク質
髪の基本成分であるケラチンのもとになる、上質のアミノ酸を含むタンパク質 が多い食品(肉、魚、卵、大豆製品、牛乳、乳製品、カキなど)